まじで初心者にはこれを押していくべきではないかと思ってるんですが、意外と知名度低そうな気がしたので釣りっぽいタイトルにしてみました。すみません。
それはなにかというと、
RStudio v1.4の新機能コマンドパレットのキーボードショートカットです。
このキーボードショートカットを押すと、こんなダイアログが出てきます。 コマンドパレットというのは、ここからRStudioのすべてのコマンドにアクセスできるという機能です。
コマンドパレットでできること
コマンドというのは、
- 新規ファイル作成
- ファイル内の文字置換
- Rチャンクの挿入
- テストの実行
- RStudio の設定の変更
- アドインの実行
などなど、さまざまな操作から設定変更に至るまで、すべてです。
ダイアログに文字を入力すると、その文字が含まれるものだけに候補が絞り込まれます。 十字キーの上下で候補を選び、エンターキーを押すとコマンドが実行されます。
なぜ初心者におすすめなのか
理由は単純で、コマンドが多すぎて覚えられないからです!
RStudioはどんどん機能が増えていて、もはやベテランRStudioユーザーでもどこのメニューにどんな操作があるのか把握できません。 メニューをあちこち探し回ったり、キーボードショートカット一覧を眺めてやりたい操作を見つけるには時間がかかります。 その点、キーワードをなんとなく覚えておけば目的の操作をなんとか探し出せるコマンドパレットは、現実解と言えるのではないでしょうか。
「いやいや、生産性向上にはキーボードショートカットが重要なので、はじめは時間がかかっても指にショートカットを叩き込まないと!」
というスポ根派の方もいるかもしれませんが、そんな人にもコマンドパレットはおすすめです。 候補の右横にはキーボードショートカットが書かれているので、よく使うものを自然と覚えることができます。
私自身、VS Code初心者だった時にコマンドパレットから操作を覚えたので、RStudioでも初心者はまずはコマンドパレット、でいいのではないかと思ってるんですがどうでしょう。
初心者じゃなくてもおすすめ
ちなみに、コマンドパレットは初心者じゃなくてもおすすめです。 これまで、RStudioのコマンドにはすべてキーボードショートカットがついているわけではないので、 どうしてもマウスで操作しないといけない場面がありました。例えば、アドインはその最たるものでしょう。 (もちろん自分でキーボードショートカットを設定すれば使えるんですけど、そこまでの気合がない...)
この点、コマンドパレットはすべてのコマンドにアクセスできるので、キーボードから手を離さずに作業ができます。 例えば私は、stylerパッケージでコードの整形をすることが多いんですが、コマンドパレットのおかげでアドインメニューをクリックする必要がなくなりました。快適。
補足
と、タイトルで煽ったものの、私は初心者にRStudioの使い方を教える機会はあまりないので、実際どうなのか気になっています...。 気になるところなどあればフィードバックいただけるとありがたいです!