第79回Tokyo.Rでtidyrの次期リリースの目玉機能、pivot_wider()
/pivot_longer()
について発表してきました。
tidyr v1.0.0?を使ってみた。
tidyr v1.0.0がそろそろリリースされそうな雰囲気を感じるのでそろそろ重い腰を上げて使ってみます。
ちなみにこのv1.0.0というバージョンは、stableになったという意味ではなくて、新機能てんこ盛りなのでメジャーバージョン上げとくか、というノリなんだと思います。 既存の機能には基本的には変更はないはずです(ただし内部実装は変わってたりするので念のため動作確認しましょう)。
続きを読むDataCampの講師が「私のコースを受講しないでくれ」と言っている。
追記(2019/04/26):
DataCampのCEOが辞任しました。が、これで終わりではなさそう...
DataCampは、データサイエンスに特化したオンライン学習サイトだ。特にR界隈では、有名人が講師陣に名を連ねていて人気がある。 そこでコースを持っているNoam Ross氏が、「私のDataCampのコースを受講しないでくれ」と言っている。
Please don't take or pay for my @DataCamp course. The company let its executive off the hook for sexual misconduct. We can't change behavior without incentives, and for companies those incentives are financial. https://t.co/UlTFXdoI6B #python #rstats #datascience #MeToo
— Noam Ross (@noamross) 2019年4月12日
多くの講師がこれに続いて同じ意思表示をしている。
また、RStudio社も、DataCampへのリンクをすべて取り除き、RStudio社に所属する講師の名前をDataCampのウェブサイトで使わないよう求めている。
1. We have removed all links to DataCamp from our websites and have requested that DataCamp stop using our instructors' names and likenesses on their website.
— RStudio (@rstudio) 2019年4月15日
なぜこんなことになっているのか。
これは、2017年10月に起こったDataCamp社の「ある役員」*1による従業員に対する性的暴行と、それを隠蔽しようとするDataCamp社のやり方に対する抗議だ。 そんなに情報を追えてるわけではないけど、あまりにも日本語の情報が見当たらなかったので少しだけここに書いてみる。
*1:どうやらCEOらしい。参考: https://ironholds.org/datacamp/
rstudio::conf 2019でgghighlightについてポスター発表をしてきました
っていう報告は会社のブログの方に書く予定なんですけど、まあ個人ブログにもメモ程度に書いとくか、ということで。
RStudio社が主催するRとRStudioに関するカンファレンスrstudio::confで以下のポスターを発表してきました。
(レポジトリ:GitHub - yutannihilation/rstudioconf2019: Materials for rstudio::conf 2019)
続きを読むdplyr 0.8.0を使ってみた(新機能編)
困惑しそうな変更点の話は書いたので、次はテンション上がりそうな新機能の話を書きたいと思います。
続きを読むdplyr 0.8.0を使ってみた(group_by()のbreaking changes編)
更新(2019/02/19):
いろいろ議論があって、group_by()
のデフォルトの挙動はこれまでと同じ(empty groupはつくらない)ようになりました。
group_by()
するときに.drop = FALSE
とした場合だけ、empty groupがつくられます。
dplyr 0.8.0がもうすぐ(来年1月上旬?)リリースされます。
この公式記事を読んでおけばいいかと思ったんですが、今回は、group_by()
に大きな変更がいくつもあります。
まじで大きな変更なので、「もう俺たちが知っているgroup_by()
じゃない」くらいのつもりで臨みましょう。
便利な新機能もあるんですが、それは日を改める*1ことにして、
breaking changeに絞って書きます。
*1:つまり・・・・我々がその気になればこの記事を書くのは10年20年後ということも可能だろう・・・ということ・・・・!