メモ:Dell XPS 13 (7390)にArch LinuxとGNOMEをインストールするまでの紆余曲折
あれ、Manjaro入れたんじゃなかったの?と思ったかもしれませんが、そうなんです。いったんはインストールしたんです。
でもいろいろ動かないところがあって、やっぱ最新のノートパソコンにはArchじゃないとドライバとか足りないのかな?と思ってArchを入れるに至りました。 ひょっとして誰かの参考になるかもと思って書き残しておきます。
(結果から言うとX11をWaylandに変えたらいけたので、ManjaroでもGNOMEだったら問題なかったはず...)
Manjaro (Xfce)だとうまく動かない
まずはManjaro (Xfce)だとどういう問題があったのか。
画面がちらつく
— Hiroaki Yutani (@yutannihilation) September 25, 2019
これはたぶんドライバの選択がうまくいってないからで、intel-media-driver
をインストールしてexport LIBVA_DRIVER_NAME=iHD
を指定すればだいぶ改善された、気がします。
(LIBVA_DRIVER_NAME
の指定が必要なのはArchにしても変わりませんでした)
VS CodeとかRStudioの画面が描画されない
— Hiroaki Yutani (@yutannihilation) 2019年9月26日
これは画面全体がちらつくわけじゃなく、一部のソフトウェアで画面が描画されないという感じで、なんかハードウェアビデオアクセラレーションがうまく使えてない?という問題な雰囲気でした。 いろいろ試したものの改善しなかったので、ちょっと別のを試すかということでUbuntuをインストールすることにしました。
Ubuntuをインストールしようとしたけどできない
なんでUbuntuかというと、これはDell XPS 13を買った理由でもあるんですが、Dell XPS 13は海外だとUbuntuを入れて売ってるからです。 まあ売り物になってるってことはハードウェア関連の混乱も少ないかなと思って。
で、Ubuntu 18.3をインストールしてみたものの、wifiデバイスが認識されなくて、ということはインターネットにつながらず、なんかめんどくさくなってやめました。 ドライバだけ別のところから持ってくればいいんだろうけど、まあこれはArchを使えってことなんだな、と思って。
Arch Linux (LXQt)でもうまく動かない
で、Arch Linuxをインストールしたわけですが、はじめに試したLXQtでは結局Manjaroと同じ症状でした(とはいえ画面のちらつきは少なかった気がする)。
なんか一瞬動いてる気がしたものの、これはたぶんハードウェアビデオアクセラレーションが効いてなさすぎて(なんかもっさりしてるなと思った)動いているように見えただけでした。
intel-media-driver
とかいろいろインストールしていくうちにManjaroとほぼ同じ状態になってしまいました(なぜかRStudioは動いた)
現状です pic.twitter.com/9D4HMlfNP9
— Hiroaki Yutani (@yutannihilation) October 5, 2019
Arch Linux (GNOME)
そんなこんなでもうだめかな、と思ったものの最後にダメ元で入れてみるか、と思ったGNOMEが動きました。どうやら、X11だとだめでWaylandなら動くみたいです(GNOMEもon Xorgだとだめだった)。
なんか昔は「Waylandだと動かないからX11にしとけ」みたいな話をよく聞いた気がしますが、逆にWaylandじゃないとだめとかあるんですね。たぶんグラフィックハードウェア関連のなにかとの相性だと思うんですが、よくわかりません。とりあえず普段よく使うものは動いてそうなのでWaylandを使っていこうと思います。