rstudio::conf 2019でgghighlightについてポスター発表をしてきました

っていう報告は会社のブログの方に書く予定なんですけど、まあ個人ブログにもメモ程度に書いとくか、ということで。

RStudio社が主催するRとRStudioに関するカンファレンスrstudio::confで以下のポスターを発表してきました。

f:id:yutannihilation:20190209125355p:plain

(レポジトリ:GitHub - yutannihilation/rstudioconf2019: Materials for rstudio::conf 2019

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dplyr 0.8.0を使ってみた(group_by()のbreaking changes編)

更新(2019/02/19):

いろいろ議論があって、group_by()のデフォルトの挙動はこれまでと同じ(empty groupはつくらない)ようになりました。 group_by()するときに.drop = FALSEとした場合だけ、empty groupがつくられます。


dplyr 0.8.0がもうすぐ(来年1月上旬?)リリースされます。

この公式記事を読んでおけばいいかと思ったんですが、今回は、group_by()に大きな変更がいくつもあります。 まじで大きな変更なので、「もう俺たちが知っているgroup_by()じゃない」くらいのつもりで臨みましょう。 便利な新機能もあるんですが、それは日を改める*1ことにして、 breaking changeに絞って書きます。

*1:つまり・・・・我々がその気になればこの記事を書くのは10年20年後ということも可能だろう・・・ということ・・・・!

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Apache Arrow東京ミートアップ2018で「RとApache Arrow」について話してきました

ほんとに私でいいんだろうか...という気持ちでしたが、Apache Arrow東京ミートアップ2018でRとApache Arrowの現状と未来の妄想について話してきました。 色んな分野の話を聞けてとても勉強になりました。

たぶんこのブログを読むのはR界隈の人だと思うので、興味を持ってもらえそうなトピックだけかいつまんで。 r-wakalangに#arrowチャンネルをつくったので、R界隈のApache Arrowの情報交換とかはそこでやっていきましょうー。

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hashicorp/hcl2でHCLファイルをパースする

Goを書いてると、設定ファイルにはHCL使ってみるか、という気分になったりすることがある。 普通に考えるとgithub.com/hashicorp/hclが正解なわけだけど、

を見つけてしまったので使い方のメモ。まだまだexperimentalとはいえ、Terraformに使われてたりするし、まあそんな派手に変更はないのでは?と思っている。

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Tokyo.Rでtidyevalが必要な理由について発表してきました

第74回R勉強会@東京で、「Yet Another Introduction to tidyeval」というタイトルで発表してきました。

申し込み時は「tidyeval入門以前」というタイトルにしてたんですけど、別にこれを知らなくてもtidyevalにはするっと入門できます。ビビらせてしまってすみません。。 これは、みんなが知りたいであろうtidyevalの使い方とかではなく、そもそもなぜこんなtidyevalなんていう独自世界をつくろうと思ったの?というのを推理していくというマニアックな発表です。 たぶん誰も求めてないだろうな、と思いつつ、応用セッションあいてるしまあいっか、というつい出来心でやってしまいました。

そんなわけで、「tidyeval入門」は誰かよろしく!

メモ:rlangのquo_name()、quo_text()、quo_label()、as_string()あたりの使い分け

TL;DR

  • quo_name(): 名前のついていない引数に名前をつけるときに使う(例: data.frame(a)とやるとaが列名になる、みたいなこと)
  • quo_label(): quosureや表現式を短めの文字列に変換するときに使う
  • quo_text(): quosureや表現式を省略なしの文字列に変換するときに使う
  • as_string(): シンボルを文字列に変換するときに使う
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