メモ:2017 1QのR Consortiumのグラントに当たったRプロジェクトの顔ぶれ
これです:Q1 2017 ISC Grants | R Consortium
Adding Linux Binary Builders to R-Hub
Dirk Eddelbuettel(Rcppの開発者)。今、LinuxでRパッケージをインストールするときにはソースコードのコンパイルをしないとだめだけど、MacやWindowsと同じようにビルド済みのバイナリをインストールできるようにするインフラを整えるというプロジェクトらしい。
An Infrastructure for Building R Packages on MacOS with Homebrew
Jeroen Ooms(OpenCPU、rOpenSciの人)。Homebrewを使っていい感じに依存関係を解決できるようにする、というプロジェクトらしい。
Conference Management System for R Consortium Sponsored Conferences
Heather Turner(誰なのか知らない…)。UseR!とかSatRDayで使われているイベント管理システム?みたいなやつの改善らしい。
Continued Development of the R API for Distributed Computing
Michael Lawrence(Rのコアチーム、Bioconductorの人)。分散コンピューティング環境で使えるデータ構造を模索する、的なプロジェクトらしい。具体的には以下のパッケージとのこと。
multidplyrとかは違うのかな? よくわからない…
Establishing DBI
Kirill Müller(RStudioの人)。DBIの改善を引き続き。
Forwards Workshops for Women and Girls
Dianne Cook(R Foundationの人)。Rコミュニティでの女性のエンパワーメント。
The proportion of female package authors and maintainers has remained persistently low, at best at 15%, despite 20 years of the R project’s existence.
この辺、もうちょっと多そうな気がしたけど、そんなものなのかというのが意外でした。
Joint Profiling of Native and R Code
これもKirill Müller。Rコードのプロファイリングはすごく充実しているけど、C/C++(Fortran?)のプロファイリングはあんまりない。その辺を何とかするプロジェクト。
R-hub #2
Gábor Csárdi(METACRANおじさんとして有名。何してる人なんだろう…)。R-hubを引き続きがんばる、と。
壮大な計画が掲げられていて、いつ完成するのか不安…
- R-hub as the first step of package submissions to CRAN
- R package reverse dependency checks, on R-hub and locally
- General R code execution, on all R-hub platforms
- Check and code quality badges
- Database of CRAN code
- The CRAN code browser
School of Data Material Development
Heidi Seibold。School of Dataというのがあるらしい。
Stars: Scalable, Spatiotemporal Tidy Arrays for R
Edzer Pebesma(sfのひと)。spatiotemporal data、つまり空間情報と時間情報を含んだデータを扱うためのパッケージ。
ちなみに…
この新時代のRcppをつくる的なやつは、この時期にproposalって言うからR Consortiumのやつかと思ってたけど、関係ないのかな? 落選したのかな? 気になる…