estatapiパッケージがCRANで公開されました。
政府統計の総合窓口 e-StatのAPIをRから利用するパッケージestatapiがCRAN上に公開されました。
ということで、install.packages()でインストールすることができるようになっています。
install.packages("estatapi")
estatapiパッケージの使い方については、こちらの記事が参考になります(他力本願)。
あと、うっかりDESCRIPTIONにURLを入れ忘れたんですが、バグや要望などがあれば以下のGithubか、Twitterあたりで連絡いただければ幸いです。
つらかった話
CRANにsubmitするには闇と向き合わなくてはならない、というのが巷での噂です。そんなわけでガクブルしながらdevtools::release()
してみたわけですが…
なんと、以下のような返事がかえってきました。
えっ、これだけ??
しかもパッケージを送ってからわずか半日。スピード感ぱないです。
で、直したよーって返信すると、3分後にはCRANに公開されました。
スピード感ぱないです。おまえら最高かよ。
ということで、つらくなかったです。まあ関数3つだけの簡単なパッケージなので、そんなにツッコミどころもなかったのかなと。ほっ。
やったこと
淡々とWARNINGを潰す作業でした。ドキュメントをしっかり書いて、NSEとか使わないようにして、とか、そういう地味な作業です。
ドキュメントを慣れない英語で書くのはけっこう大変でした。この辺のAPIのパラメータとかを、そもそも日本語がなに言ってるかわからない…とか思いながら訳しまくった日はけっこう疲弊しました。
政府統計の総合窓口(e-Stat)のAPI 仕様 | 政府統計の総合窓口(e-Stat)−API機能
@teramonagiさんの闇と向き合うスライドとか、@sinhrksさんの記事をとても参考にしました。日本語情報ありがとうございました。
あとは、R PackagesのReleaseに書いてあることに淡々と従いました。devtools
便利。
Releasing a package · R packages
よく分からなかった話
この辺よく分からなかったので詳しい方いらっしゃれば教えてください。
win-builderの使い方
devtools::build_win()
でwin-builderを使ってみたんですが、まったくメールが来なくてそもそも送れてるのかすら分かりませんでした。開発版のRでのチェックはTravisでやってるし、Windowsでのチェックは手元のPCとAppveyorでやってるからいいか、と判断して結局win-builderは使わなかったんですが、未だに謎なままです。
READMEの含め方
READMEは.Rbuildignore
に入れたので含められないと思ってたんですけど、CRANのステータスページを見たら入ってました。しかも日本語のやつ...英語圏の人すみません...